家ができるまで

自分たちらしい家づくりをスムーズに進めるためには、家ができるまでの流れとおよその工期、工法のポイントなどを把握しておくことが大切です。少人数で自社設計・施工をしている高寺工務店では、相談から完成まで半年から1年ほどかけ、工事期間中はお客様と現場でお打合せをして詳細な設計を決めるなど、じっくりと長いお付き合いをしながら家づくりを進めます。

PLANNING

お問合せ

家づくりの第一歩がお問合せです。まずは高寺工務店までお気軽にご相談ください。お電話にて、直接打合せ(ヒアリング)をする日程を決めます。

0268-72-2286

ヒアリング

おおまかなご要望や現在のライフスタイル、土地の有無、ご予算などをお聞きしたうえで、ヒアリングシートを一度お持ち帰りいただき、じっくりご自宅で理想の家づくりを考えていただきます。

敷地調査

土地が決まっている場合はご住所をお聞きして実際に視察し、道路や隣地との高低差、周辺環境などを把握しておきます。この際、お客様の立ち会いは不要で弊社のみで調査させていただきます。

プランニング(基本設計)

基本となるプランを作成します。そのプランをもとにお客様と何度もやりとりをして建てたい家のイメージを具体化し、基本設計をします。お問合せから基本設計が確定するまでは3カ月~6カ月ほどです。

概算のお見積り

概算の見積りを算出します。その内容や金額を査定していただき、予算内に納まるかどうかを検討していただきます。予算オーバーの場合はさまざまな金額調整をしていきます。

ご契約

基本設計と概算のお見積り金額にご納得していただいたら、ご契約をさせていただく流れになります。
工事契約書を交わし、実施設計に進みます。

実施設計

詳細な図面を描き上げます。各建材の材質や強度、サイズ、組み合わせ方まで記す図面です。実施設計によって概算見積りからズレが生じる場合もございますが、その際は内容を確認させていただきます。

工事期間中

高寺工務店では、工事の進捗に合わせて現場でお客様を交えた打合せを何度も行う「施主参加型の家づくり」を行っています。パースや図面、模型やカタログ等ではわかりづらかった部分が現場で実際に形になっていくため、打合せでは素材や色、仕様の詳細など明確なイメージをもってご要望をお話しください。工事中はすべての作業工程を見ていただくことも可能です。お客様の理想の家づくりを最後までサポートします。

CONSTRUCTION

着工

着工前にはあらゆる建築基準を満たしているか確認を受ける必要があります。確認申請書類を作成し、市町村に提出して許可がおりたら、いよいよ安全祈願を行う地鎮祭を経て着工です。

基礎工事(検査)

基礎工事を行う前にしっかりと地盤調査を行い、軟弱な地盤であれば地盤改良工事を行います。さらに基礎工事が終了したら、協会基準に従って現場検査を行い、第三者機関チェックを受けます。

上棟

上棟とは棟木(屋根の頭頂部の木)を取り付けること。家づくりの一大イベントともいえる大切な工事です。柱を組み立て、最後に屋根を取り付ければ上棟は完成。第三者機関による検査も行います。

本体工事

上棟が終わったら、まずは屋根工事を行います。
次に壁面の防水シートを施工し、進捗に合わせて断熱、電気、内装、外構、設備工事など各工事を行います。

断熱工事

暖かい家づくりのために欠かせない断熱工事。基礎の断熱は基礎工事で終わっているので、屋根裏、壁面を断熱材で覆います。また、同時に電気設備工事(屋内配線工事)を進めます。

仕上げ工事

壁面のクロス張りや塗装、造り付けの棚の製作といった内装工事を行い、その後、風呂やキッチン等の設備を設置します。ご希望に応じて外構工事(植栽)も行います。

引き渡し

完成後、職人たちによって問題等がないかを確認し、ハウスクリーニングが入ったら、確認申請書類等と鍵をお渡ししてお引き渡しです。設備や機器などの説明は後日行います。

家ができたあと

住まいの完成後も長いお付き合いは続きます。木造住宅は1年を通した外気や室内の温度変化によって木材の乾燥収縮が進み、使い勝手や見た目の不具合が出てくる場合があります。そこで、お引き渡しから3カ月と1年を目処に訪問による定期点検を行い、補修や調整をさせていただきます。また、まもりすまい保険10年保証もありますので安心して住み続けていただけます。

AFTER FOLLOW

初期点検(3カ月)

訪問して外観や内部、水回り、雨漏りなどの基本的な部分を確認するほか、気にな る不具合などがあればお伺いします。木造住宅は木材が水分の吸収と乾燥を繰り返しドアが開けにくくなることがあるため、そういった調整を行います。なお、点検を待たなくても、不具合があればその都度連絡をいただくことで補修に伺います。

1年点検

定期点検でよく見られるのが、壁面の角のクロスとクロスの間に隙間ができてしまうこと。ひと冬を過ごすと乾燥による収縮のために見られるのですが、夏になると元に戻るため、1~2年経ってからの補修のほうが何度も修復を重ねるより跡が残りません。